マリアンヌシチー(ペイリンT) 3戦で引退


ここまで2戦、追い切りの悪い動きそのままに全く良いところなく大敗。

はっきり言って勝ち負けは絶望的。


前走後、金勝牧場に放牧に出されていましたが、グリーンファームに移動しました。

3月17日に帰厩を確認。


4月2日 小倉6R 3歳未勝利 芝2000m 混合戦に出走!!

果敢に先行するも16着のシンガリ負け/11番人気。


馬体重は前走マイナス10キロの418キロ。

この時期にこの馬体重ではよほど能力がない限り厳しい。


レース回顧と時計の分析を掲載。


前走後クラブ公式HPでは引退を匂わすコメントが出ていましたが、やはり引退。


代替馬はカメルーンUとフランスUに振り分け。

(2011年4月6日完結、13日引退による追記、19日代替馬決定による追記)

2011年3月4日立ち上げ

●前走大敗後、立て直す為に金勝牧場に放牧に出ていましたが、グリーンファームに移動しました

 どう考えても勝ち上がりはないであろう愛馬マリアンヌシチーは、前走大敗後、成長を促す為という名目の馬房からの追い出しで栗東近郊の滋賀県金勝牧場に放牧に出されました。

 そして、2月下旬の金勝牧場からグリーンファームへ移動となりました。

 グリーンファームと言ってもグリーンファーム愛馬会ではなく(それはそれでありなのですが)、千葉県の富里グリーンファームのことだと思うのですが、栗東近郊から美浦近郊へ遠ざけたあたり、もしかすると環境を替える為や出走機会を求めて(過度の出走機会も考えもんだ)などという見え透いた理由で関東のH井厩舎にでも転厩でも考えているのではないでしょうか。

 H井厩舎と言えば貸付馬房が18あるのに15頭しか登録されていないかつ4頭が故障などでやむを得ず放牧に出されていて7馬房も空いている厩舎。

 その為に無駄な出走を繰り返し手当で生計を立てている危険なところです。


 まさか転厩など恐ろしい密約がクラブと厩舎の間で取り交わされているのではないでしょうね。

 この馬の保護者の多くはあの安達昭夫厩舎だから買ったんですよ。

 そこをお忘れなく。

これ以降は3月17日に作成

●3月17日に帰厩を確認

 もう少し牧場で調整される予定だった我らが愛馬マリアンヌシチーですが、馬房の都合(予定外の空きが出た為)で栗東トレセンに帰厩することになり、3月17日に帰厩を確認しました。

 もはや、厩舎の勝ち数の頭数に入っていないであろうマリアンヌシチーは、馬房の空きを埋める為の道具のような扱いですが、過去の走りからはそれも仕方ありません。次走の内容次第では戦力外通告も十分考えられます。

 それでも、少しは意地を見せて欲しいですね。

これ以降は3月30日に作成

●追い切り情報(2011年3月30日更新)

前走前 1月13日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 56.8
3F 41.8
2F 27.0
1F 13.7



3月24日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.7
3F 44.9
2F 30.0
1F 15.0


3月27日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
5F 75.3
4F 58.8
3F 44.1
1F 13.4[8]


3月30日 栗東ニューポリトラック 良馬場 叩き一杯

助手
6F 79.4
5F 64.6
4F 51.3
3F 38.2
1F 12.2[8]
 3月24日、ほとんど時計にならない15−15での追い切りです。正直、この2か月で激変しているとは思えないですが、少しでも上昇していることを願います。

 3月27日、強めに追われましたが終いは時計を要しており相変わらずと言ったところです。私の愛馬アルマニャックも前走は1月ですが先週も除外されました。中山の開催中止で関東馬が関西に集結しておりなかなか出走すらできません。次走を大切に行きたいですね。

 3月30日、ニューポリトラックで素晴らしい動きを披露してくれました。全体の時計もそれなりなのに、馬場の八分どころを通っての上がり1F12.2!!これは素晴らしい。本当にマリアンヌシチーの時計なのかと疑ってしまいます。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。マリアンヌ史上最高のデキと言えるでしょう。これがレースに出れば、もう少しやれていいと思います。

●気になる出馬想定表(4月2日 小倉6R)

出馬想定表 4月2日 小倉6R 3歳未勝利 芝2000m Cコース フルゲート16頭 全37頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アーセナルゴール 上村洋行  1/29
アイアイドリーミー 田辺裕信  2/27
アクロスザライト 川須栄彦  2/05
アドマイヤサイモン  2/13
カズノトウショウ 大野拓弥  2/27
キョウワオリオン 赤木高太郎  2/13
クールココ  2/20
クレバーステージ 高倉稜  2/20
ケイエスキングオー 村田一誠  2/27
ゴールデングローブ 藤岡康太  3/20
サクライーグル  2/06
シルクグラサージュ 田辺裕信  1/30
ジャック  2/27
スクエアナンバー 丸山元気  3/06
ステイマジック 木幡初広 12/11
タイキバラード 12/04
チャーミングダンス  2/27
トーアウィンザー  2/13
トーセンリョウマ 吉田隼人 11/27
トルネードビア  2/05
ナンヨーオウトー 石橋脩  2/13
ニシノカゴツルベ 津村明秀  1/16
ハンランドダンス 勝浦正樹  1/30
パンドラクラウン  3/05
ピルニッツ 嶋田純次  2/20
ファタモルガーナ    2/27
フレンドリーパール 丸田恭介 12/04
ブロンクステイル  2/12
マイダルタニアン 高倉稜
マイネルシトラス 丹内祐次 12/25
マイネルヴィーゼ 丹内祐次  2/27
マッコウクジラ  2/20
マリアンヌシチー  1/15 B+
ムーンライトリリー  2/06
メジロマリシテン 川島信二  2/13
メマンチンタ 田中博康  2/13
ヴァーチュスター 鮫島良太  1/15

フルゲート16頭のところに37頭が想定されていますが、ここには優先出走権持ちや初出走が少なく、マリアンヌシチーは想定表通りですと優先出走順位9番手で望めば出走できそうです。

メンバーも弱く、追い切りの動きのいい今なら、マリアンヌシチーの前進を望みたいですね。

これ以降は4月1日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月2日 小倉6R 3歳未勝利 芝2000m Cコース フルゲート16頭 全16頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アーセナルゴール 上村洋行  1/29 未勝利 京都芝1800
ヴァーチュスター 鮫島良太  1/15 未勝利 京都芝1800
ゴールデングローブ 藤岡康太  3/20 未勝利 阪神芝1800
ジェイケイカフェ 丸田恭介 12/18 未勝利 中山ダ1200 15
スクエアナンバー 丸山元気  3/06 未勝利 中山芝2200 10
ステイマジック 木幡初広 12/11 新馬 中山芝1600 13
テイクザサン 中舘英二  1/15 新馬 京都芝1600
トーセンリョウマ 吉田隼人 11/27 未勝利 東京芝1800 11 17
ニシノカゴツルベ 津村明秀  1/16 新馬 中山芝2000 14 16
マイダルタニアン 高倉稜 初出走
マイネルシトラス 丹内祐次 12/25 未勝利 阪神芝1800 16 13 16
マリアンヌシチー 松田大作  1/15 未勝利 京都芝1800 13 13 10 B+
マーブルハート 渡辺薫彦  1/05 未勝利 京都芝1800 13 14 10
メイショウテッサイ 花田大昴  1/22 未勝利 小倉芝2000 11
ライトレール 川須栄彦  1/09 未勝利 京都芝2000 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●小倉芝2000mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前直線の4コーナーのポケット。最初の1コーナーまでの距離は472mと十分にあるので、普通は極端に速くはならないが、先行馬が揃うと雁行気味に行って自然とラップが上がる。
 前半3ハロンがある程度速く流れて、2コーナーを過ぎて向正面に入ったところでペースが落ち着き、3コーナーに差し掛かる手前でまたピッチが上がるのが特徴。
 道中の緩むべき部分が短くなりすぎたり、スローに落ち着きすぎるとマクる馬が出てきて隊列が3〜4コーナーで激しく動く。
 普通に流れれば逃げ、先行馬が有利となる。
 枠順は多頭数の大外は不利。馬場がいい時は内〜中枠。何故か8番ゲートが異常に強い
 根幹距離の中距離戦だけあって、サンデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイム、そしてダンスインザダークといった王道の種牡馬が強いのも特徴。
 芝1800mに比べれば紛れは少なく、強い馬が来る
有利な枠順 内〜中枠、特に8番ゲート
有利な脚質 先行、差し
ポイント 力勝負
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、トニービン、ダンスインザダーク
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、川田将雅、福永祐一、佐藤哲三
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳新馬 2分04秒9 2分04秒9 2分06秒9
3歳未勝利 2分02秒4 2分02秒9 2分03秒1 2分06秒3
3歳500万 2分03秒1 2分06秒3
古馬500万 2分01秒4 2分02秒4 2分04秒7 2分04秒2
古馬1000万 2分00秒4 2分01秒5 2分03秒2 2分04秒3
古馬1600万 2分01秒4 2分02秒6 2分02秒8
古馬オープン 1分59秒4 1分59秒9

●騎手はほっさん愛馬初、イタリア帰りの松田大作騎手

 松田 大作(まつだ だいさく)、1978年9月13日生まれの32歳、JRA(日本中央競馬会)の15年目の中堅騎手である。デビュー時の所属は崎山博樹厩舎。2000年1月1日付けでフリーとなった。


 1997年、第13期生として競馬学校騎手課程を卒業しJRAの騎手免許を取得する。同期には秋山真一郎、勝浦正樹、武幸四郎、武士沢友治、細江純子(現・押田純子)らがいる。JRA初騎乗は、同年3月1日中京1Rアップシャーディーに騎乗して13着。同年3月15日中京6Rサザンオーで勝利しJRA初勝利を挙げる。デビュー年は合計10勝という成績だった。2年目は27勝。

 2001年8月31日から10月3日までイタリアで騎乗する。

 2003年6月1日中京6Rフウレイカで勝利しJRA通算100勝を達成する。12月27日、中京競馬場で騎乗馬が故障して、競走を中止し、右肩関節靭帯断裂、両下肢挫傷という大怪我を負う。復帰は翌年の5月になった。

 2005年12月25日から31日までアメリカに出張、サンタアニタ競馬場で1鞍に騎乗し8着だった。

 2009年9月20日に200勝達成。

 騎手の中でもミルコ・デムーロと仲が良く、その伝を頼る形で2010年10月14日より再びイタリアに遠征する。2011年3月22日の騎乗を持って日本に帰国するが、3月20日の8Rで1位入線2位降着になり、3月29日(火)から3月31日(木)(3日間)の騎乗停止になった。

 今回のマリアンヌシチーは松田大作騎手の2011年国内初騎乗日で延べ2頭目に当たる。


 重賞はまだ未勝利だが、過去にはグロウリボン(1999年、ファンタジーステークスGV2着・13番人気)がある。また、タップダンスシチー(2000年、天竜川特別(900万下))やディープスカイ(新馬戦)の騎乗もある。



 2011年3月31日現在、JRA通算222勝、重賞0勝。勝率5.2パーセント、連対率11.8パーセントと低い。本年(2011年)は先述のように4月2日が初騎乗。2010年は15勝。


 「年に20勝程度で地味な印象のジョッキー。がソコソコ走る馬に乗っていて結果も出ている。1番人気馬の連対率は09年が.400で、10年の前半は[6・5・2・5]連対率.611。2、3番人気馬での連対率は09年が.425と優秀な数字で、10年は.258となっている。08年に単勝10700円を出しており、09年は24勝のうち単勝2000円以上が6本あった。10年には単勝13970円があって穴を出すケースは多い。馬との呼吸を重視して折り合いは上々。差し馬に乗った時は中盤までじっくりと乗り、勝負どころから早めに上がって行くパターンが多い。馬を伸ばすパワーと技術は水準より少し上といったところだ。裏開催を中心に乗って夏は北海道というのが例年のパターン。10年の夏は小倉で騎乗した。コース別成績を見ると、騎乗馬の質が安定しないためか年度別でバラつきがある。距離別、芝・ダート別で目立った偏りはない。昆貢厩舎では07年から多く騎乗するようになり、成績も上々である。10年にもっとも勝ち星を挙げているのは領家政蔵厩舎。今までになかったラインで、今後は狙い目になるかもしれない。エージェントが強くない点が問題だが、キッカケがあれば成績は大きく伸びるだろう。」(佐藤祐樹元公営騎手)


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が初めてです。男前は有名ですが、騎乗の方は地味な印象が強く、正直あまり期待は大きくありません。人気通りかな?と思います。

 しかし、アメリカやイタリアに渡って自己研さんしている姿は好印象で、パワーアップした騎乗を見せて欲しいですね。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
テイクザサン
トーセンリョウマ
マイダルタニアン
ゴールデングローブ
アーセナルゴール △△
マリアンヌシチー
メイショウテッサイ
ステイマジック
ヴァーチュスター △△
スクエアナンバー △△ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ゴールデングローブ 4.2
テイクザサン 5.1
スクエアナンバー 6.2
トーセンリョウマ 6.7
マイダルタニアン 7.9
中 略
ステイマジック 29.2
マーブルハート 30.8
マリアンヌシチー 34.7
ニシノカゴツルベ 37.0
マイネルシトラス 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マリアンヌシチー 50 50
スクエアナンバー 74 59 74 74


デイリー馬三郎

予想印

◎ ゴールデングローブ
○ テイクザサン
▲ トーセンリョウマ

以下省略

マリアンヌシチーは無印

●各陣営のコメント

マリアンヌシチー

 「中間は放牧に出したけど、馬体がそれほど増えてこない。非力なので荒れ馬場も心配だね。」(安達昭夫調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 マリアンヌシチーは前走芝のレースで13着でしたが、着ほど悪い内容ではなく、競馬ブックのスピード指数でも50と勝ち負けには及ばないものの、それなりの数字です。

 そういったことからも、非力なところからも力の要るダートよりは芝の方が良いと思われ、小倉までの長距離輸送が気になりますが、今回は追い切りの動きも良いですし、相手も一部を除き弱面ですから、嵌れば掲示板くらいはと色気を持っています。

 しかし、馬体重は増えていないようですし、最下位近辺に沈む可能性も大いにあります。


 とにかく走ってみないとわかりませんが、いいところを見せて欲しいですね。

これ以降は4月6日に作成

●レース 

 マリアンヌシチーはスタートが良く、実況でも一番先に名前が呼ばれるほどでした。二の脚が付き一気に先頭からラチ沿いの経済コースに進路を取ります。騎乗としては最高です。

 外から何が何でもハナを主張するライトレールに交わされて2番手になります。結局そのハナに立ったライトレール(8番人気)が最後まで先頭わ譲らず優勝するので、2番手のマリアンヌシチーの失速は大変残念です。

 マリアンヌシチーは最初が完璧で、ある程度の着には残るだろうと思われますが、道中はスピードの違いでどんどんと後続に抜かされ、3番手、5番手、8番手と後退して行きます。3コーナーの勝負どころでは早くも手応えがなく、結局初出走の馬にも交わされ16着で入線。

 前走マイナス10キロの馬体減が響いたように思えましたがそれにしても負けすぎです。

●時計の評価

 今回のマリアンヌシチーの走破時計2分03秒9良馬場は、小倉芝2000mの3歳未勝利クラスの平均勝ち時計が2分02秒4良馬場ですから、かなり厳しい時計です。しかもこれラチ沿いの経済コースを通ってのものです。また、勝ち馬は2分00秒0の時計ですから、比較的いい馬場状態での凡時計ということになり、厳しい状況です。

●今後の展望

 追い切りではなかなかの動きを見せたマリアンヌシチーですが、レースで結果が出せません。また、今回は馬体重が418キロと輸送で減った分を考えても成長を感じることができません。

 この馬格ですと強く追い切ることもできずに強くなれませんし、輸送も毎回大変でしょう。そうなるとローカル競馬でも力を発揮できず、滞在競馬という選択肢しかありません。

 出張馬房の限られた小倉や北海道で、あまり勝つ見込みの低いマリアンヌシチーに貴重な出張馬房を使うことは考えづらく、八方塞がりの様相です。


 4月5日に発表されましたクラブ公式HPのマリアンヌシチーの近況報告でも引退をほのめかすコメントが出ており、引退は時間の問題と思われます。

●最後に

 先日(4月5日)、デビュー戦即引退が決定された愛馬アイリスシチーのように馬格のない馬(アイリスシチーは374キロ)はやはり厳しいですね。私もマリアンヌシチーがこれだけ小柄だと最初からわかっていれば、いくらなんでも買いません。友駿ホースクラブは1歳春での募集ですが、測尺を一切公表いたしません。これでは良い馬の見分けは難しく今回のマリアンヌシチーのように馬格がなく思った以上に走らないということは多々あります。

 いままではそれでも最悪の時には代替馬が貰えるからいいやと思って購入していましたが、もう怖くて購入できません。いろんな意味で測尺をしっかりと公表してくれるキャロットへの移行を進めています。

 小柄の馬は私は成功した試しがありません。少々血統が良くても価格が安くても購入いたしません。マリアンヌシチーはおそらく勝ち上がれずに代替馬となるでしょうが、次は馬格のある馬が欲しいですね。


 しかし、マリアンヌシチーも追い切りは動いていますし、先行力はあります。ローカルのダート1000mなら多少の出番はあると思うのですが・・・。いや、スタミナがないから無理かな?


 とにかく、最後まで頑張れ!!

これ以降は引退に伴い2011年4月13日に追記

●やはり引退

 前走後、4月5日のクラブ公式HPで「レース後疲れが出ており、一旦放牧して様子を見ますが場合によっては進退を協議します」と引退を匂わすコメントを発表していましたが、12日の近況で我らが愛馬マリアンヌシチーの引退が発表されました。以下がその12日の近況報告の一部です。

放牧して様子を見ていますが、疲れが取れ切れず、関係者と協議した結果在厩を断念することとなりました。安達師は「何とか立て直しを図りたいと思っていましたが、馬体の回復がスローで思うように調整することができません」と話しており、誠に残念ですが師の申し入れを受けることとしました。

 前走前は追い切りで良い動きでしたが、あれが限界でした。あれだけ強く追い切って小倉に輸送など、初めから引退ありきと考えるより他はなく、陣営としては予定通りの結果だったのでしょう。

 これだけ馬格のない馬に直前の長距離輸送などあり得ません。相手は強くとも阪神で出すべきでした。

 とはいえ、そんな些細な事でマリアンヌが勝ち負けに絡めるわけもなく、引退は妥当な判断で全く異論はありません。


 そもそもこのマリアンヌシチーも先日引退したアイリスシチーと一緒で馬格がなく、強い追い切りもかけられず輸送に弱くとこの時点で相当秘めた能力がない限り勝ち負けどころではありません。

 友駿ホースクラブの気に入らないところは募集時にそういった測尺を一切公表せずに募集をかけているところで、他のクラブではそういった情報の開示は当たり前で、私は今では小さすぎる馬は少々血統が良くても安価でも買わないようにしています。友駿ではそれがわからないので基本馬を購入するのはストップしています(GTクイズ権利馬除く)。


 故に騙された感が強い私です。オバマシチーを1口買い足したくて安価で最悪代替馬もいただけるこのマリアンヌシチーを購入したわけですが、オバマシチーは大き過ぎて馬体を脚が支えることができずに1戦しただけで引退。マリアンヌシチーは逆に小柄過ぎて早々に引退。どちらもきちんとした測尺情報があればまず欲しいとは思わない馬たちです。


 次は代替馬に何が来るかですが、本日確認したところ、まだ募集馬なのか代替専用馬なのかも未定だそうで、これはわかり次第この場所にてご報告をしたいと思います。


 とにかく、馬はしっかりと頑張ってくれました。競走馬としては向いていなかったものの、エスポワールシチーに次ぐ安達昭夫厩舎ということでもしかしたら?と期待していたことは事実です。いくら安達昭夫調教師でも、これだけ馬格のない馬ですとどうしようもありませんね。思ったよりも成長しなかった。これが本音でしょうね。

 ありがとうマリアンヌシチー。

これ以降は代替馬決定に伴い2011年4月19日に追記

●代替馬はカメルーンU(スピカシチー)とフランスU(アリエルシチー)に振り分け

 先週惜しまれつつず引退した我が愛馬マリアンヌシチーですが、その代替馬はカメルーンU(スピカシチー)フランスU(アリエルシチー)に振り分けられています。

 これら2頭は通常の募集馬更なる代替馬がいただけますので代替で貰うパターンとしては一番有り難いものです。


 その2頭について私は2010年1月26日作成の下記

2009年産友駿ホースクラブ募集馬を分析する

 にて詳細検討していました。

 詳細はそちらをご覧いただくとして、そこにも書いてありますように、私は友駿ホースクラブ愛馬第1号となったエドワーズシチーの父エンドスウィープの大ファンで、その遺伝力の強さからその血を引く系統を高く評価しております。

 カメルーンUの父はそのエンドスウィープの直仔アドマイヤムーンで、当時種付料は500万円でした。カメルーンUの母は1勝馬のスカイハイシチーしか輩出できずに繁殖牝馬としては能力に疑問があり、かつ高齢であることから期待はどちらかというとできませんが、カメルーンUの募集価格の1200万円は父の種付料を考えれば妥当なところであり、欲しい1頭であると言ってきました。

 ただ、クラブの現状から、新規にお金を払ってまで買う必要はないと思われ購入は見送ってきました。

 しかし、代替馬でタダで貰えるというなら話は別です。欲しい気持ちが強くなりました。


 とはいえ、代替馬はフランスU(アリエルシチー)と振り分けられています。フランスUは父がタップダンスシチーで当時の種付料は50万円。産駒も残念ながらほとんど走っておらず、私個人は種牡馬としては赤信号という認識です。

 母のレディクラシックは3勝馬のヘリオスシチーを輩出しており期待が持てますが、ヘリオスシチーは父クロフネで、父の比較と母の高齢を考えるとカメルーンUよりはるかに見劣ります。

 少なくとも金額どおりであれば実費で購入は絶対にしないでしょう。当時もそう書いています。


 ・・・で、気になるのは自分がどちらを当てられているかですが、これは残念フランスUの方でした。


 そこでもちろん、ホットラインを使っての代替変更を申し出て、カメルーンUに替えていただきました。

 私個人としてはこの2頭は月とスッポン。

 育成状況が逆なら少しは考えますが、カメルーンUはすでに15−15まで乗り込まれており夏の入厩という村山明師のリップサービス(これは売り切る為だと思いますが)もあります。

 一方フランスUはまだキャンターでひと月分以上の育成の差が出ています。ここからハロン18秒、17秒、16秒と縮めていくのに夏まではかかるのではないでしょうか。

 気になる馬体重はフランスUが2010年3月30日の時点で433キロ、カメルーンUが同438キロとどっちもどっちで少し小柄な面が気に入らないですが、牝馬ですし二択なわけですから少々は仕方がないでしょう。


 厩舎はフランスUが最近キャロ馬も入るようになり、シチー馬の見切りが早くなった佐々木晶三厩舎。カメルーンUは私ほっさんとしては初めてとなる新鋭・村山明厩舎。

 現状、佐々木晶三調教師の方が私の評価は高いですが、村山明師もエターナルシチーを見ているとまずまずなのかな?と勝手に解釈しています。

 ということで、カメルーンU(スピカシチー)を取得しました。


 母の実績から走らない確率が高いですし、私個人の見解ではどちらも未勝利で引退のように思えますが(すでに持っている方ごめんなさい)、自分の長年の経験と信念に基づいてカメルーンUを選びたいと思います。


 以前マドリードシチーの時にアクトレスシチーをギムレットシチーに替えて貰いましたが、どちらも未勝利でした(笑)。

 それでも無理を言っていただいたギムレットシチーは見どころがありましたし、私は変更は成功だったと思っています。


 今回もこのような場合、見捨てた方の今後が気になるわけですが、失敗したら皆さん、大いに笑ってください。

これを持ちまして、2009年9月23日から追いかけ続けた愛馬マリアンヌシチーの特集は終了させていただきます。

そして物語は第2章 スピカシチーへと続きます。

最後までご愛読ありがとうございました

2011年3月4日作成 17日、24日、28日、30日、4月1日、6日加筆 13日引退による追記 19日代替馬決定による追記 

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マリアンヌシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 1月15日 第2戦 3歳未勝利 京都芝1800m (13着/13番人気)

2010年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都ダ1400m (10着/9番人気)